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死の危険も?!富士山に登る前に必ず知っておきたい高山病対策
高山病は酸素の薄い高山で酸欠状態に陥り、血中の酸素濃度が低下することで身体に様々な異常をきたす病気です。
主な症状としては「頭痛」「吐き気」「眩暈」などで、睡眠障害や運動失調などが併発することもあります。症状は数時間から1日ほど続き、重篤な場合には死に至ることもあるようです。
症状
頭痛や吐き気、めまい、食欲不振、手足のむくみ、脈拍が早くなる、などが初期段階に現れます。症状としては二日酔いに似ており、専門家の間では山酔いとも呼ばれています。
高山病は酸素が足りなくなることが原因ですので、体内で酸素をもっとも必要とする脳細胞が影響を受けます。そのため登山中に頭痛や吐き気、眩暈などを感じたらまずは高山病を疑いましょう。
対処法
高度を下げる
高山病になって動ける場合は少しでも低地へ下山しましょう。高いところへ行くほど酸素が薄くなるため、低地へ下りれば下りるほど酸素濃度が高くなります。
頂上付近で降りるのは悔しいですが、命があればまた再挑戦できます。死のリスクを背負ってまで登山する必要はないはずです。
呼吸が浅くなる姿勢を避ける
しんどくなるとつい横たわりたくなりますが、高山病にかかった状態でその体勢は禁物です。身体を丸めたり横になったりすると呼吸が浅くなりがちで、かえって高山病を悪化させる可能性があるからです。
酸素ボンベを利用する
高山病は酸素が足りないことによって引き起こされているため、酸素ボンベを利用するのは一時しのぎとしては有効な手です。高山病にかかって降りることすらできなくなったら試す価値はあるはずです。
予防法
1日あたりの高度を制限する
普段からどの程度の標高に暮らしているか、呼吸器系・心血管系の既往症を持っているかどうかなどが影響しますが、富士山の五合目などにバスで到着したあと、すぐに登山を開始せず30~1時間ほど歩き回って高所順化を促すことが有効です。また、1日に登る高度を制限し、身体への負担を急にかけないのも有効な手立てです。
深呼吸をする
この病気は酸欠からなるものなので、酸素が薄くなってきたと感じたら深呼吸をしましょう。このとき酸素を吸い込むのはもちろん重要ですが、吐き出すことも新鮮な空気をたくさん吸い込むのに重要な役割を果たします。
水分を摂る
脱水状態は血液の循環の悪化を招き、高山病を誘発しかねません。喉が渇く前に水分を摂るように心がけ、脱水状態にならないよう細心の注意を払いましょう。
疲労時に登山しない
登山は全身を使う運動です。普段は使わない筋肉も使いますし、高度が高いため息が上がりやすいです。体調不良時や疲れがたまっている時は高山病だけでなく、他の病気にもかかりやすいと言えます。そんな時は無理して登山せずに他の日に回しましょう。
就寝時の姿勢に気を付ける
睡眠時ですが、仰向けは空気の通りが悪くなるため横向きを心がけましょう。うつ伏せは肺が圧迫され呼吸が阻害されやすいので厳禁です。
最後に
ここまでご覧いただきありがとうございました。少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。
さて、登山仲間と遠方の山まで登山を楽しみに行ったり、休日に都会の喧騒から離れて自然と触れ合ってリフレッシュしようという方は多いのではないでしょうか。
特に休日を利用して、2013年に世界文化遺産に登録された富士山に登ってみようという人も多いかと思います。
いずれのケースでも沢山の登山用具を車や電車に持ち込んでの移動は大変ですし、場所によっては最寄駅から登山口までの距離が遠く離れていたり、帰りのバスや電車の時間が気になって山登りを堪能できないということもあります。
そんなとき、貸切バスなら乗車場所はもちろんのこと、登山口や下山口まで送迎することも可能です。
また、運転はプロドライバーにお任せして、移動中は遠慮なく仲間同士で交流することができます。
移動から登山まで全て楽しみたいという方は、ぜひとも貸切バスを利用してみてはいかがでしょうか。