山登りで恥をかかないために知っておきたい登山のマナー

登山の基本

山には山の守るべきマナーやルールが存在します。近年、富士山などは登山客の急増によりマナーを守らない人も増え、結果として生態系を脅かす事態となっています。初心者だからといってルールを知らなかった、で済まされることはありません。初心者に限った話ではありませんが、初心者だからこそマナーを知って気持ちいい登山をしましょう。

登山計画書を出す

遭難し怪我をしてしまったうえに、辺りには誰もいない・・。電波もなく携帯も通じない時に自分を救ってくれるのは、登山計画書を提出しているか、誰かに登山の計画を伝えているかにかかっています。家族や友人にあらかじめ登山計画を伝えておけば、下山予定時刻を過ぎても戻ってこない場合に捜索依頼を警察に出してくれるでしょう。

登山計画書は警察が登山者の捜索依頼を受けた時、登山計画書に記載してある登山ルートやスケジュール、緊急時の行動や服装などを元に捜索できるため、捜索ルートを絞り込みやすく救助される可能性は高くなります。

登山計画書は3部用意して、登山口のポストなどの受付窓口と管轄する警察署、そして家族に1部ずつ提出しましょう。

公共交通機関の移動でのマナー

電車やバスなどの公共交通機関を利用して移動する際には、大きなザックなどが他人に当たらないよう周囲に気を配って利用しましょう。公共交通機関内で座席を大人数で陣取って大声で話合うのも、マナー違反となり登山客のイメージダウンに繋がるので注意しましょう。

山岳でのマナー

挨拶する

登山では同じ目的地に向かっている人と道中何度も出会うことは頻繁にあります。出会った最初に挨拶をしておくと親近感を持ち、情報交換や思わぬ交流に繋がることもあります。また、相手に印象を残しておくことで万が一遭難した場合に目撃情報として残すことができます。

登山道をふさがない

写真を撮ったり休憩で登山道を塞ぐことはやめましょう。意図して登山道を塞いでいないつもりでも、大人数のグループでの登山だと後続の登山者の邪魔になっていることもあるので気を付けましょう。後ろからペースの早い登山者がやって来るケースでは、最後尾の人がグループに声をかけ、山側や落石を起こしにくい安全な場所で道を譲りましょう。

登り優先

登山道は登り道のほうが辛いため、基本的に登り道の人が優先となります。すれ違う時は下りの人が安全にすれ違いできそうな場所で待機してあげましょう。一般的には登り優先ですが、譲ってもらった時には一言挨拶をしていくと気持ちのいい登山が楽しめるでしょう。

自然を大事に

山にはそこにしかない自然植物などがあり、生態系保全のためにもどれだけ少量であっても持ち帰ってはいけません。また、反対に山にない植物を持ち込んだりするのも厳禁です。山によっては登山口に靴の裏についたりしている、外来の植物の種子を落とすためのマットが敷かれていることもあります。

動物に干渉しない

野生動物を見かけて愛着が湧いたからといって餌を与えてはいけません。人から餌をもらった動物が自力で餌をとれなくなったり、人に慣れてしまい人に近づきすぎるようになる可能性があるからです。また、人自体に危害を加えてくる可能性もあるため、餌やりは行わないようにしましょう。

ゴミは持ち帰る

山にはゴミ箱はありませんが、山の景観や動物がゴミを誤って食べてしまわないためにも、ゴミは各自でしっかり持ち帰りましょう。小さなゴミでも積もれば山となります。

悪天候時早めに下山

山の天気は刻一刻と変化します。あらかじめ悪天候が予想される場合はもちろんのことですが、雷雲や風が強くなってきたら早めに下山しましょう。切り立った稜線や周囲に木々のない山の斜面などでは落雷を受けるリスクが非常に高くなります。

トイレ利用の際には料金を

山に設置してあるトイレのなかには「協力金」や「利用料」という名目で、トイレを使用した時に料金を入れる箱が設置されているところがあります。僻地にあるトイレは水自体が貴重であり、清掃なども大変なためトイレの維持管理のためにも、徴収係がいなくてもトイレ利用の際には必ず使用料を支払うようにしましょう。

山小屋・テント場のルール遵守

山小屋には町中のホテルとは違うので、山小屋やテント場固有のルールを必ず守りましょう。また、宿泊で利用する山小屋には安全のためにも早めの到着を心がけましょう。個室のある山小屋はあまりなく、他人と同じ部屋を共有することになるのでお互い気を遣い、すべての人が気持ちよく過ごせるよう心掛けましょう。テント場の場合、テント内はプライベート空間となるため騒ぎがちですが、遮音性は皆無なため他の登山客の迷惑にならないよう騒がないようにしましょう。

水は無駄なく使う

山小屋の水は主人が雨水を溜めたり、細かな努力によって集められた貴重なものです。量には限りがある場合が多いので水は大切に扱い、決して蛇口を開けっ放しにしたり、必要以上に使ったりしないよう心掛けましょう。

極力トイレ以外で便をしないよう気を付ける

登山時間は長くなりがちでなかなかトイレのタイミングが難しいです。登山前にあらかじめトイレの場所を確認しておくことで対策は可能ですが、どうしても我慢できない場合には登山道から離れた安全な場所で、穴を掘って便を埋めましょう。なお、使用した紙などは必ず袋に入れて持ち帰りましょう。

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